リスクの高い投資対象に資金を投入する

リスクオンとは、リスクの高い投資対象に資金を投入することです。そして、多くの人がリスクオンに動いている相場をリスクオン相場といいます。

FXにおけるリスクオン相場とは、変動が激しく、レートが安定していない通貨ペアをトレーダーが好んで「買い」をいれている状態です。変動が激しいということはそれだけ思いがけない損失を出すリスクもあるということで「リスクがオンにする」という意味のリスクオンという言葉があてられているわけですが、リスクの少ない通貨ペアだけの売買をしていても、特に専業トレーダーたちにとっては利益の上がり方が物足りない取引となります。そこでタイミングを見計らってリスクの高い通貨を買い、価格が下がる前に売却することで利益をあげようという動きも時にみられる、ということになります。

876 リスクオン相場で買われる通貨は、俗に「マイナー通貨」と呼ばれるものです。安定性の高いメジャー通貨である米ドルや日本円ではなく、トルコリラやオーストラリアドル、南アフリカランド、スウェーデンクローナ、メキシコペソ、中国元など変動の激しい通貨であるマイナー通貨を購入することによって、高い利益をあげるのが目的です。

リスクオン相場に転じるきっかけは、世界的に景気が回復し、経済状況がこれから安定する、起きていた金融危機がおさまりつつあるといった予測が立てられた時です。トレーダーとしてはリスクの低い通貨を持ち続けている意味がなくなるので、メジャー通貨を売ってマイナー通貨や商品先物などに資金を投入するようになります。

リスクオン相場は終わるギリギリで売り抜けるのがポイントですが、ビギナートレーダーには見極めが難しいところなので、専門家レポートなどを参考に研究しておくとよいでしょう。

「リスクオフ」について

リスクオフはリスクオンとは逆に、リスクの低い安定した取引に資金を投入することです。トレーダーがリスクオフに動いている相場を「リスクオフ相場」といいます。

リスクオフ相場になるきっかけは、景気の後退や雇用の悪化が重要経済指標の発表などで明らかになったタイミングがもっとも顕著です。市場が不安感で満たされると、トレーダーの心情的にはリスクをできるだけ減らしたいとなるのは当然のことといえるでしょう。また、リスクオン相場の時にはあまりみられない傾向としていわゆる「投げ売り」がみられることがあるのもリスクオフ相場の特徴です。

投げ売り=セリング・クライマックスは、FXで言う損切りの大型版といったところでしょうか。損がでてもさらに下落して買い手がつかなくなる可能性のある資産を一気に手放そうとする行動です。

リスクオフ相場は急激に進むのもリスクオンとは違う点です。リスクオン相場はいわば「楽観的な相場」です。これから経済が安定するから「ちょっと」リスクのある資産を購入して一儲けしよう、という気持ちのもとに進みますから、安定投資の売りもリスク投資の買いも比較的ゆっくり、常識的な早さで行なわれます。

ところが経済危機ともなれば、相場は軽いパニック状態に陥ります。とにかく早く売らないと大変なことになるという気持ちのもとに、売りも買いも急スピードで行われます。特に売りはあっというまに大量に出されるので、リスクのある通貨や商品の価格は大暴落することになります。

トレーダーがリスクオフ相場で気をつけることとしては、投げ売りしなければならなくなるくらいのリスク資産をここまで持ち越さないということ、マーケット情報から目を話さないこと、があげられます。毎日トレードをしないという方でも、重要経済指標発表の前後は特に相場から目を離さないようにしたほうが無難です。リスクオン、リスクオフ等についての情報は、最近では様々なサイトで得ることができます。ブログやFX比較、バイナリーオプション 比較、ポータルサイトといった情報減をうまく利用して勉強しておくことが大切です。